レーザーダイオード(LD)



レーザーの最も小さな形態であるレーザーダイオード(LD)は、低コストで非常に優れた効率性を提供します。 電流をかけて発生する光を増幅させて高輝度の光に変換する機能を備えているため、最新の光ファイバー通信システムによる長距離データ送を含め、様々なアプリケーションで活用されています。 例えば工業プロセスにおいては、LDを束ねて高出力レーザーを形成することで材料の切断を可能にしています。また、自動車業界では、自動運転車の周囲をマッピングするために使用されるLiDAR(光による検知と測距技術)にも利用されています。 電気通信、工業プロセス、自律システム(AS)の光ファイバーへの使用有無に関わらず、最高のパフォーマンスを維持し、長寿命の動作を保証するためには温度の安定化が重要です。LDパッケージの温度は屋外環境で85°C 以上にもなる可能性があるため、レーザーを動作上限未満に保つためには排熱を放散させる必要があります。

製品

LDアプリケーションの厳しいスペース制約を満たすために、Laird Thermal Systemsではペルチェ素子OTX / HTXシリーズを提供しています。低電流および低ヒートポンプアプリケーション向けに設計されたこのシリーズは、レーザーダイオードの動作温度を約25 +/- 0.5°Cで安定に保ち、±0.01°Cの温度精度を実現します。

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