ペルチェモジュールのはんだ付け



ペルチェモジュールをはんだ付けする際の注意点を紹介しています。

目次

メタライズについて

ペルチェモジュールのセラミック基板の表面は、はんだ付けすることは困難です。そこで、セラミック基板の表面に金属層を形成(メタライズ)し、はんだ付けできるようにします。

ペルチェモジュールは事前にオプションであるメタライズを施した製品を選定し、準備して下さい。
必要に応じて、メタライズ表面に予備はんだを施した製品もご提供可能です。

はんだ付けについて

ペルチェモジュールと放熱器や冷却象物等をはんだにて取り付けることにより、確実に接合することができ、またペルチェモジュールと放熱器や冷却対象物間の熱伝導をより良くすることができます。

  1. ペルチェモジュールと放熱器や冷却対象物等をはんだにて取り付ける際には、接合部品間の熱膨張率の差の影響により破損を防ぐために、ペルチェモジュールの寸法が12×12mm以下の製品で行って下さい。
  2. はんだ付けにより取り付ける放熱器や冷却対象物等は、はんだ付けがし易い材質を選定したり、表面処理を行って下さい。放熱器や冷却対象物等の取り付け面は、できるだけ平らにすることを推奨しています。
  3. ペルチェモジュールと放熱器や冷却対象物等のはんだ付けを行う表面は、十分に洗浄して下さい。
  4. ペルチェモジュールとの接合に使用するはんだは、ペルチェモジュール内部で使用されているはんだよりも融点が低いはんだを選定して下さい。
    ペルチェモジュールの内部に使用されているはんだの融点を確認してから、接合に使用するはんだを選定して下さい。はんだの融点が不明な場合はお問い合わせ下さい。
  5. 接合に使用するはんだがペルチェモジュールの内部に流れ込まないように、取り付けはんだの量を調整して下さい。
  6. はんだ付けで加熱する際には、ペルチェモジュールの破損を防ぐために、加熱温度がペルチェモジュール内部で使用されているはんだの融点を超えないように注意して下さい。
  7. はんだ付けでフラックスを使用した際には、はんだ付け後できる限りフラックスの残渣は洗浄等で取り除いて下さい。

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