ペルチェモジュール取り付け時の確認について



ペルチェモジュールの性能を十分に発揮させるために、ペルチェモジュールをヒートシンクや冷却板等の熱交換器部品に取り付ける際には、次の項目を確認して行って下さい。

確認項目

取り付け表面の平面度

ペルチェモジュールを取り付けるヒートシンクや冷却板等の取り付け表面は、平面度0.05mm以内で加工して下さい。

接触面の洗浄

ペルチェモジュールとヒートシンクや冷却板等の接触面は、異物や汚れが残らないように十分に洗浄して下さい。

適切な熱伝導材料の使用

ペルチェモジュールの吸熱面、放熱面とヒートシンクや冷却板等のそれぞれの接触面には、熱伝導材料(サーマル インターフェイス マテリアル/TIM)を使用します。その際、適切な量または厚みとなっているかを確認して下さい。

金属製ねじを使用する場合の注意点

金属製ねじを使用してペルチェモジュールと熱交換器部品を取り付ける際には、金属製ねじがヒートパスとなることを防ぐために、ねじの挿入部に断熱ブッシュ(樹脂製ブッシュ)を使用して下さい。

ねじ締め付け時の傾きと荷重の確認

ねじを締め付ける際には、ペルチェモジュールに対して取り付ける熱交換器部品が傾かないようにする他、ペルチェモジュールに適切な荷重がかかるように荷重を確認して下さい。

トルクドライバー(トルクレンチ)の使用

ねじを締め付ける際に締め付けトルクで管理する場合には、適切なトルクを確認しトルクドライバー(トルクレンチ)を使用して下さい。

時間を置いて荷重やトルクを再確認

必要に応じて、ねじを締め付けた後に適切な荷重およびトルクが維持されているか、時間をおいて再確認して下さい。

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