光学単位とそれぞれの関係についてご紹介致します。
目次
光束について
単位は[𝑙𝑚](ルーメン)です。
LED光源から放射された光エネルギーの総量(総和)であり、人間が感じる明るさを表す指標の一つです。照明用LEDの特性を表すのに適しています。
![](https://www.nippon-mik.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/%E5%9B%B310-300x300.png)
光度について
単位は[𝑐d](カンデラ)です。
LED光源から放射された光エネルギーの内、ある方向(立体角[𝑠𝑟:ステラジアン]内)へ放射される光エネルギー量です。
立体角(ω(𝑠𝑟):ステラジアン)は、
![](https://www.nippon-mik.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/opto8.jpg)
で定義され、
![](https://www.nippon-mik.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/opto9.jpg)
で定義されます。
右図の円錐の内側を通る光エネルギーの総量(総和)ですので、特定方向の明るさを表すのに適しています。
![](https://www.nippon-mik.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/%E5%9B%B313-300x284.png)
照度について
単位は[𝑙𝑥](ルクス)です。
机や部屋(床)など、照らされる側で測定される明るさの指標で、測定対象の単位面積当たりに入射する光束として、
![](https://www.nippon-mik.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/opto10.jpg)
で定義されています。
![](https://www.nippon-mik.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/%E5%9B%B312-251x300.png)
輝度について
単位は[𝑐𝑑/𝑚2](カンデラ毎平方メートル)。
光度は、光源を点として考えていますが、輝度は、光源に面積があるものとして、
単位面積当たりの光度として
![](https://www.nippon-mik.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/opto11.jpg)
で定義されています。
ディスプレーのように面で発光する製品での指標として適しています。
![](https://www.nippon-mik.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/%E5%9B%B313-1-300x284.png)
各単位(光束・光度・照度・輝度)の関係
![](https://www.nippon-mik.co.jp/wp-content/uploads/2021/08/%E5%9B%B314-1024x514.png)