インキュベーターチャンバー(培養器)の加熱と冷却

Heating and Cooling of Incubator Chambers
インキュベータ(培養器)は、スペースの成約、空気の流れ、湿気、埃、清掃の容易さなど、多くの熱管理設計の課題があります。
第一に、内部のスペースが限られているため、チャンバーの大きさを最大にするには、ユニットの小型化が求められます。
そのため、インキュベータの熱問題の解決には、限られたスペース内で動作する効率的で効果的な熱交換器とファンが必要になります。
また、限られたスペース内で効率的な加熱と冷却を実現するために、熱交換器には高い熱流束密度が求められます。

第二の課題はチャンバー全体の気流の制御が挙げられます。
従来の技術と異なり、温度制御に熱電アセンブリを使用することで、CO2インキュベーターの熱管理において、効率性、高い熱的安定性、コンパクト性、高信頼性、軽いメンテナンス性、低ランニングコストなどが実現可能です。

Laird Thermal Systems製Super Coolシリーズ
省スペースのスーパークールシリーズは、狭いスペースで高い冷却能力を要する用途のために設計されています。
ペルチェ方式なため小型で冷媒を使用しない熱電アセンブリは、コンプレッサ式システムに代わり、環境に優しい正確な温度制御を提供します。
LAIRD製SR-54またはPR-59温度コントローラーを装備したスーパークールシリーズは、従来の技術に比べ多くの設計上の長所を有します。
すべてのスーパークールシリーズは、放熱性を改善するためのヒートパイプと、ファンシュラウドアセンブリを組み込んだ高性能ヒートシンク設計が特長です。
熱交換器の熱抵抗を下げると、ヒートポンプ能力が向上します。これにより高い性能係数(COP:coefficient of performance)を実現し、コンプレッサシステムなどの競合する技術に比べて
これらの機能はすべてコンパクトな形状にまとめられています。

特徴
・従来のコンプレッサー方式に比べ高い効率で熱を拡散させる構成の高温(放熱)側の機構
・カスタム熱電モジュール(ペルチェモジュール)による冷却能力の最大化
・高性能FANの使用によるノイズ低減
・耐湿性絶縁体による結露対策

スペック

型番 SAA-170-24-22 SDA-195-24-02 SLA-205-24-02
方式 空冷 – 空冷 直付け – 空冷 水冷 – 空冷
冷却能力(ΔT=0℃、Ta=35℃±10%) 166W 193W 202W
寸法(奥行き X 幅 X 高さ) 300 x 180 x 163 mm 300 x 153 x 103 mm 300 x 180 x 107 mm
使用温度範囲 -20~+60℃ -20~+60℃ -20~+60℃

*上記スペックは予告なく変更になる場合があります。製品をご採用の際はメーカーの最新のカタログでご確認ください。

インキュベータチャンバー(培養器)向けアプリケーションノート

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